測量士へのインタビュー：モバイルスキャンがすべてを変える
測量士は、映画スタジオの建設監視から、解体工事前の現場調査まで、幅広い仕事をこなし、現場を測定・検証する専門的な訓練を受けています。サンベルトレンタルUKの測量事業開発マネージャー、グラハム・シャープ氏にお話を伺いました。シャープは、測量の難しさ、PIX4Dcatch RTK、そして業界に今後期待することについて話してくれました。
グラハム・シャープ氏は最近、ロンドンのパ インウッド・スタジオで開催されたイベントに出席し、このブログのタイトル写真にあるように、エンパイア・メンバーにモバイル・スキャニング・ツールキットを披露しました。
はじめに、あなたの仕事内容と典型的なプロジェクトについて教えてください。
「私は測量士として長いキャリアを持っています。アトキンスというコンサルタント・グループで現場エンジニアをしていました。ペンタックス、トプコン、ライカ、トリンブルなど、さまざまなソリューションのサプライヤーやメーカーと取引するようになりました。ガーキン、ミレニアム・ドーム（現02アリーナ）、オリンピック村、シャードなど、エキサイティングなプロジェクトに携わることができました。ロンドンを訪れれば、必ず目にする建物ばかりです！
私は 現在、事業開発マネージャーとして働いています。私は測量分野を行き来しながら、旧来の測量の問題を解決する新しいソリューションを研究、テストしています。これには、従来の土地や建物の調査、BIM、デジタルツイン、建設などが含まれます。サンベルトレンタルUKでは、複数のブランドと協力し、研究し、お客様に効果的なソリューションを提供しています。これには、レンタルや販売、トレーニング、技術サポート、サービスなどの膨大な製品ポートフォリオが含まれます。
私は熱心なガジェットオタクで、趣味と仕事を両立させることができるので、新技術のテストはさらにエキサイティングです。」
Sunbelt Rentals UKは、PIX4Dcatch RTKワークフローをレンタルに導入しました。いかがですか？
「PIX4Dcatch RTKワークフローの一部であるviDoc RTK Roverは、私が過去25年間、異業種プロジェクトで遭遇してきた多くの問題に対する答えになりえます。RTK精度での迅速な点群収集と画像収集は、ポータブルデバイスでのシンプルなワークフローと組み合わされています。
ローバーが届いたとき、非常にコンパクトでセットアップも使用も簡単だと思いました。これは、箱から出してすぐに使えるツールとしては素晴らしいことです。使い方が簡単なので、現場作業員のトレーニングに多額の費用がかかることもありません。携帯性、精度、使いやすさなど、viDocのいくつかの要素を備えたデバイスは市場にたくさんありますが、Pix4Dのソリューションのように、ワークフローをユーザーフレンドリーにし、それらすべてを同じように組み合わせたものはありません。
viDoc RTK roverの利点は、GNSS測位によるリアリティ・キャプチャーのための低コスト、学習曲線の速さ、性能の高さです。建設業や測量業で明確な用途があり、正確なマッピングと画像ベースのデータキャプチャを求める幅広い業界に対して、測量スタッフでなくても実施できる答えを提供できると確信しています。このソリューションとその機能を新しい業界に紹介すればするほど、より多くの関心と賛同が得られるでしょう。」
現在、モバイルスキャンをどのように使っていますか？
「PIX4Dcatch RTK ワークフローを使用した代表的なプロジェクトには、盛り土のモバイルマッピング、公共施設や備蓄品のデジタル化、建物調査や建設現場の進捗追跡のための撮影した外壁などがあります。ローバーのRTK GNSS測位と点群 データは、クライアントやユーザーにとって大きな関心事であり、PIX4Dcatchで撮影された画像の詳細レベルは魅力的です。
この機器のワークフローを、ご存じない方のために説明しますが、とても簡単です。モバイル機器にviDocを装着し（※iOSとAndroidの一部の機器に対応）、viDocとBluetoothをオンにするだけです。その後、PIX4Dcatchアプリを開き、viDocをお好みのNTRIPネットワークに接続します。あとは現場を歩き回ってデータ収集を開始します。PIX4Dcatchとデバイスのカメラで画像データを収集し、viDocが各写真にジオロケーションデータをタグ付けします。LiDARデータ（対応デバイスの場合、またはToFデータ）に基づいて3D点群を作成するライブフィードバック機能があり、十分なデータを収集するのに役立ちます。
作業が終わったら、データをクラウド（PIX4Dcloud）かデスクトップのフォトグラメトリソフト（PIX4Dmatic、PIX4Dmapper、PIX4Dsurvey）にエクスポートして処理します。
最近はPIX4DcloudとPIX4Dmaticを使って点群データを処理しています。PIX4Dmaticは、LiDARデータと写真測量データを統合することができるので、異なるタイプのデータを見て、両方の技術の長所を得たい場合に便利です。当社のクライアントは点群データを必要とする傾向があるため、処理した結果を.lasファイルとしてエクスポートします。
これは本当にフレキシブルな製品です。このデバイスを購入したり、私たちのサービスを依頼したりする顧客は、一般的な地形測量士や建築測量会社から、建設業界、法医学、映画、さらには電動自転車やスクーターの会社まで、多岐にわたります」。
このスマートフォン測量システムを使ってみた印象は？
「このデバイスには感動しました。会話のきっかけとして話も弾みますし、誰もがPIX4Dcatch RTKソリューションのワークフローにおける利点を理解できます。デモがとても簡単で、優れた成果物ができるのが気に入っています。そのシンプルさには驚くばかりです。当初はOSGBモデルで苦労しましたが、Pix4Dチームがすぐに解決してくれました。今、私の一番の問題は、誰もがキットを "借りたい "と言うので、キットを維持することです！
私は、このワークフローを測量士に薦めるだけのツールに限定したくありません。もしまだviDocを見たことも試したこともないのなら、ぜひ使ってみてほしいです。より多くの人に質の高いデータを収集する力を与えることができるし、デジタル化がますます進む世界で大きなメリットとなります。多くの問題に対する答えであり、なおかつ使いやすいのです。」
私たちの質問に時間を割いて答えてくれたグラハム・シャープ氏に心から感謝いたします！彼とSunbelt Rentals UKのチームは、英国でPix4D製品のプロモーションと展示を行っており、PIX4Dcatch RTKワークフローを直接デモンストレーションすることができます。
