PIX4Dfields 2.2は、オルソモザイクとインデックスレイヤー上で雑草の巣、損傷、その他の異常を素早く検出し選択するAI支援選択ツール「マジックツール」を提供します（Shapefile、GeoJSON、KML、PDFレポートとしてエクスポート可能）。マジックツールのおかげで、除草剤、殺菌剤、成長調整剤などの投入量をスポット散布で大幅に節約することができます。

マジックツールとは？

マジックツールの使い方は簡単です。Pix4Dが開発した機械学習アルゴリズムが搭載されており、オフラインでもフィールドでも機能します。これを使用することで、問題箇所を具体的に特定し、スポット散布やスポット処理の適用計画の作成や、処理アプリケーションのリソースを大幅に節約することができます。

マジックツールの使い方は？

マジックツールの仕組みについては、専用のYouTubeチュートリアル（英語）を作成しました。基本的に、この機能はユーザー定義のグリッド上で動作します。ユーザーによって与えられた2つのラベルに基づいた、基礎となるレイヤー情報に従って各グリッドセルを分類します。スポット散布の場合、一方のラベルはスポット散布を行うエリアを示し、もう一方のラベルは処理を行う必要がないエリアを示します。マジックツールは、この2つのラベルをもとにすべてのエリアを特定し、10分以内に高精度な処方マップを提供することができます。このマップは除草剤のスポット散布に使用することができ、最大で80%の投入量削減が期待できます。

圃場の適切な場所をターゲットにすることで、雑草の競合状態を解消し、除草剤耐性を持つ雑草を防ぐことが可能です。

マジックツールでラベルを作成し、雑草がある場所を自動的に検出することができます。

マジックツールは、作物保護、保険対象損害（動物被害、風による宿泊、グリーンスナップ、火災被害）、施肥、植え付けや種まきのために圃場のエリアを正確に測定し数値化することができます。測定結果は、ターゲット散布のための処方箋マップ、注釈、またはPDFレポートとしてエクスポートすることができます。

マジックツールは数分で畑の中の影響を受けたエリアを検出します。被害総面積を数値化し、保険金請求用のPDFレポートとして出力することができます。

風による被害解析のPDFレポートを確認する

PIX4Dfieldsは精密農業技術の開発を続けます

PIX4Dfieldsは、データと知識を利用して農作業を改善するために設計されています。侵入植物種の特定や、洪水や動物被害後の被害の定量化など、マジックツールはあなたのフィールドについてより多くのことを教えてくれます。さらに良いことに、その結果は直接機械にエクスポートすることができ、雑草やその他の問題に即座に対処することができます。これは、高解像度のドローン画像とAIアルゴリズムを活用して、より環境に優しい農法を推進し、費用と資源の節約を支援するスマート農業の好例と言えるでしょう。

本リリースおよびPIX4Dfieldsに関する詳細は、サポートサイトにてご確認いただけます。PIX4Dfieldsのデモプロジェクト をご覧いただき、ソフトウェアの動作やどのように役立つかをご確認ください。