PIX4Dfields 1.10:マッピング、共有、カスタムPDFの高速化
PIX4Dfieldsの最新のアップデートでは、コンピュータの処理能力が向上したことを利用して、ユーザーがサービスをカスタマイズしたり、出力を共有したりできるようになっています。PIX4Dfields 1.10では、マッピングの高速化、PIX4Dcloudへの共有、カスタムPDF、5つの新しい言語(フランス語、イタリア語、韓国語、ウクライナ語、ロシア語)が追加されています。
##GPU高速度化による高速マッピングの強化
PIX4Dfieldsは、インターネットに接続されていなくても、フィールドにて数分*で地図を処理することができるため、農業におけるドローンを用いた作業に最適なツールです。 GPU(グラフィック・プロセッシング・ユニット)を搭載したコンピュータは、オルソモザイクをこれまで以上に高速に生成します。この機能を有効にすると、グラフィックカードのリソースを活用して、高解像度のRGB画像データセットの処理時間を短縮することができます。
高解像度のカメラでは処理に時間がかかるため、ユーザーの中には解像度を下げて高速な結果を得ようとする人もいます。GPU処理は、コンピュータの既存ハードウェアの能力を引き出し、品質を妥協することなくフル解像度で地図を処理します。これにより、記録的なスピードでの出力が可能になりました。その結果、PIX4Dfieldsのユーザーは、時間短縮が求められる場面にて、より速い分析結果を得ることができるのです。
*結果は、コンピュータのハードウェア、マップのサイズと解像度によって異なります。
PIX4Dcloudへの共有(ベータ版)
クライアント、生産者、研究者、保険会社と結果を共有する場合でも、PIX4Dfieldsの出力を簡単にエクスポートすることで、作業を迅速に行うことができます。結果を適切な方に届けることで、手遅れになる前に問題を解決するための策を講じることが出来ます。
デ スクトップで処理されたPIX4Dfieldsのデータセットは、PIX4Dcloudにアップロードして、既存のPIX4Dfieldsプランの一部として共有することができるようになりました。オルソモザイク、数値表層モデル(DSM)、指数レイヤーをエクスポートして、同僚やクライアントがどこにいても送信できます。共有する相手は、送信した出力を閲覧するためにPix4Dライセンスを保持する必要ありません。アップロードは元のサイズの半分または1/4に縮小できるので、データ通信の帯域幅が限られている場合には時間を節約できます。
生産者、農学者、サービスプロバイダーが低コストで迅速に仕事をこなせるようになる、高速で効率的な処理と共有をお楽しみください。
カスタマイズされたPDFレポート
結果を共有することが多いサービスプロバイダーや小売業者の方は、自社のブランドをアピールできるようになったカスタムPDF機能をご利用ください。
貴社の名前を成果物であるレポートに表示されることで、あなたが提供するサービスの価値をクライアントにアピールし、貴社のブランドをしっかりと確立するのにお役立てください。
新しい言語
最後に、PIX4Dfieldsに5つの新しい言語を追加しました。フランス語、イタリア語、韓国語、ウクライナ語、ロシア語です。すでに英語、中国語、ドイツ語、日本語、スペイン語、ポルトガル語に対応しています。自分に合った言語で作業することで、より早く結果を出すことができます。
PIX4Dfields 1.10は、農業分野でドローンマッピングを使用する際にすでに可能な重要な作業をベースにしています。処理能力の向上と共有機能の強化により、精密農業の実践をこれまで以上に向上させることができるようになりました。年に一度の圃場訪問であっても、成長期を通しての圃場訪問であっても、PIX4Dfieldsはあなたのワークフローをサポートし、時間、費用、労力を削減します。