クラウドベースのフォトグラメトリプラットフォームのPIX4Dcloudが3Dマップ処理パイプラインをアップグレードしました。このアップグレードであなたのプロジェクトやワークフローがどのように改善されるのか、詳しくご説明します。

3Dマップパイプラインに期待されること

より速く、より強力に

新しいエンジンにより処理時間が大幅に短縮されたことで、気軽に大規模プロジェクトの処理が行えるようになりました。

新しい3Dマップパイプラインで処理された、
画像3951枚(42メガピクセル) のプロジェクト。
このプロジェクトはW+H AGとWingtra AGによって提供されました。

メッシュの生成とテクスチャ品質の向上

メッシュとテクスチャの品質が向上し、特に市街地や平坦でテクスチャの少ないゾーンで効果を発揮します。

より詳細な点群

従来のパイプラインでは難しいとされていた、建築物の壁面、ケーブル、看板等が、より詳細な点群を使ってレンダリング可能になったことで、再現性が高く、正確な再構築モデルの生成が可能になりました。

鉛直座標系とジオイドモデルのサポート

ジオリファレンスデータ処理の互換性と精度が向上しました。

ナディア(鉛直)フライトによる撮影画像に最適化

ナディア (鉛直)画像から最高のアウトプットを得るには、最新の3Dマップパイプラインが最適です。植生エリアのようなテクスチャーの少ないエリアでは、従来のパイプラインを使用した3Dマップまたは2Dオルソモザイクの使用をご検討ください。

留意事項

PIX4Dmapperとの互換性: 新しいパイプラインは多くの利点をもたらしますが、PIX4Dmapperでのプロジェクトのダウンロードとオープンは今回のアップデートではサポートされていないことにご注意ください。必要な場合は、"PIX4Dmapperとの互換性 "にチェックを入れることで、従来のパイプラインに戻すことができます。

品質レポートの更新: 新しいパイプラインで処理されたプロジェクトの品質レポートは、旧式パイプラインの品質レポートとは異なり、新しいシステムに合わせた独自のフォーマットとメトリクスを提供します。

AutoGCPレポート: 新しいパイプラインを使用して処理されたプロジェクトでは、AutoGCPレポートは利用できません。

PIX4Dcloudのさらなる進化

今回のアップグレードでPIX4Dcloudはさらに飛躍し、様々な業界のプロフェッショナルに最先端のツールを提供いたします。これらの機能強化により、プロジェクトの精度、効率、範囲は向上します。

これらの変更点の詳細については、 詳細なサポート記事（英語）をご参照ください。